山路を登りながら、こう考えた。

草枕

くさまくら

夏目漱石一九〇六

草枕夏目漱石

『草枕』(夏目漱石、1906年)の書き出しは『山路を登りながら、こう考えた。』です。

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書き出し全文116字

山路を登りながら、こう考えた。

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。

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